多読がオススメできない理由
先日、英語講師の集まりがありました。
(多読とは関係ありません)
そこで、多読についての話題が出たところで、
多読、チョーいいよー!
絶対おすすめー!
みんなもどんどん教室で取り入れてー!
って声を大にして叫びたかったのですが、
できませんでした。
なぜか?
初期投資がハンパないからです。
個人で、自宅でおやこ英語をやっていくぶんには、ORTを少しずつ買い集めて、長い年月をかけて全巻揃えて、その他、自分の子供の嗜好に合わせた本などを選んでいくことができますが、
不特定多数の子供達が集まる教室では、ある一定量の本を揃える必要があります。
私も、最初はあまりのコスパの悪さにビビりましたよ。
このペラッペラの本が一冊500円…
MK、一冊30秒で読み終わってますけど…
みたいな。
しかし、そのチョー簡単な本こそ、多読の礎となる大事な大事な部分と気づいてからは、メチャメチャ簡単な本をあえて選んで、現在も蔵書は増えつつあります。
これから多読を取り入れたいと思ってる講師の方は、
まずは小ロット購入して、貸出なし。教室のみで読み聞かせや多読の時間をキープして、少しずつ時間をかけて本を増やしていくのがいいんじゃないかな…
でも、それじゃインプット量がぜんぜん足りないと思うんです。
うちも、蔵書は1000冊を超えたあたりから、通ってくれる子達に10冊でも20冊でも、好きなだけ借りてっていいよー!
って気前よく言いましたが、実際は、5〜10冊位しか持っていってくれません。読みきれないからって。
昨日記事にした、ライバル(ゲームやらYouTubeやら)には1時間でも2時間でも貢ぐくせに…チェっ。
また話があっちゃこっちゃしてますが、
自宅でも、教室でも、ある一定量の本を買い揃える、これが最大のハードル。
あとは、レベルが上がればコスパはグーンと良くなるので、それまでの我慢。
ネットやら本やらで、最初はブッククラブを作って、複数人でお金を出し合って本を共同購入するとか、いろんな解決策がでてますね。
私も最初は無我夢中で調べました。なんとかお金をかけずに…と思って!
でもね、途中で、コリャ買っちゃった方が良いなと判断したんです。
それで、
投資だと思って、ババーンと爆買いしました。
最初の3ヶ月位で、5〜60万使ったかな…
後悔はありません。ってか、むしろ、バーンと買って正解だったなと思います。
本がこれだけあるって、先生をもう1人雇うのと同じか、それ以上の効果があると思っているからです。
そして、まだまだ欲しい本のリストは尽きることがありません。
子供のための本、自分が読みたい本…。
せっかく買ったのに、私以外誰も読んでない本、私も(買ったものの、つまらなくて)読んでないもたくさんありますよ…。
個別に子供を捕まえておすすめするけど、振り向いてもらえない…せつないです。
初期投資がかかっちゃうってこと以外は、ほんとおすすめです多読。
あと、多読を導入する際には、ここいらへんの本には本当にお世話になりました。今でも、何度も繰り返し読んでます。感謝感謝です。