枠を外して
英語に限らずなんですが。
私は、前にもTTの英語歴の記事で少し触れましたが、
帰国子女やハーフなど、家庭内で日常的に英語を使う環境にない日本在住の小学生が、英検3級以上を取得したり、ペラペラと話せるようになる事は、不可能だと信じていました。
理由としては、
まず、私の周りに誰1人そんな子供(国産バイリンガル)はいなかった事。
次に、自分が中学から英語を勉強し始め、数十年経っても映画の字幕が無いと何言ってるんだかわかんない現実。
私は、私立の中学に通っていたため、帰国子女という存在に中1で出会い、まず衝撃を受けました。
そして、これは、この子達は、特権階級なんだ。
とすら思いました。
こんな風に喋りたい!英語できたら素敵!
とも思いましたが、
でも私は帰国子女じゃないから、あんな風に綺麗な発音はできないし、英検は必死こいて勉強すればなんとか合格するけど、ネイティヴの会話には絶対についていけないだろう。
という思いが常にどこかにあったように思います。
だから、
自分の子供を育てる段になっても、
「たぶん無理だろう」
と心の隅でチラチラ思ってたので、
諦めるのも早かったです。
でも、ネットで国産バイリンガルの子供達の話を見聞きするようになり、
いかにしてその子達が英語を体得していったのか?
その手法を研究するにつれ、
「これは、もしかして、可能?」
と思えるようになりました。
残念ながらうちの子たち、幼少期は過ぎてしまいましたが、幸いな事に、多読やBBカードと出会い、道が拓けたような気がしました。
まずは、まわりの大人が信じてあげる事。
そして、何より大事なのが、実行する本人が、そう信じる事。
英語に限らず、受験でもなんでも良いんです。
最初っから
「僕は東大には入れっこない」
と口にしてしまったら、そこで終わりです。
「僕は絶対に東大に入る!」
と信じて、行動する事が大事。
本人が信じる事ができなかったら、まずは周りの大人たちが信じてあげればいいのだと思います。
目標を明確にし、正しい手法でアプローチすれば、東大だろうがバイリンガルだろうが、届かぬものはないのではないか、と思えるようになりました。
なんでこんな事を突然言い出すのかと言うと、
先日お会いした難波先生との会話の端々から、
私は勝手にこの様なメッセージ?を受け取ったからです。
まだ1年生だから、これは早い。
とか、
名詞をnounと英語表記したらわからないから、日本語で説明でしてあげよう。
なんて、そんなのは子供を枠にはめ込むようなもの。
「全体から個へ」
のイメージが、その時明確に感じる事ができました。
ぶっちゃけ、本に書いてある事なんですけどね。
やはり本を読むのと、ご本人とお会いしてお話をうかがうのでは、違う。
まー、とにかく、ちょっと枠を外して、
子供達の力を信じてみよう。と改めて思うのでした。